COLUMNコラム

これからの時代の「はんこ」

  • 決算アウトソーシング

2020.10.21

CFOオフィス事業部 シェアードサービス1部 4課 金子 義孝

近頃は「新しいあたりまえ」と呼ばれるように、以前は大きな変化だったこともすっかり馴染んできたこの頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今回はそんな「あたりまえ」なものである「はんこ」について考えていきたいと思います。

そもそも印鑑とは、古来に中国から伝わったもので、現在でも法律の公布文などに押印される御璽を始め、文書の真正性を補う道具として広く親しまれています。
その一方で、ネットワークを通じて様々な場所から共同作業を行うことも珍しくなくなった現代において、電子認証よりも信頼性や利便性に欠ける印鑑が忌避されてきているのも事実です。
しかし、生活に長らく根付いている押印文化を後世に残しておきたいと思う気持ちも理解できます。

まず、印鑑で改善したい点として私があげるのは3点です。
まず、押印が本物か判断が難しいという点。
電子認証であればコンピューターが検証してくれますが、押印であればプロの鑑定士に依頼をする必要があります。
また、押印それ自体には文書に改ざんがないかを証明する機能はないため、文章が保管中に差し替えられないか気を付けなければいけません。
最後に、印鑑は不正使用を防ぐため物理的に保管しなければならないため、押印できる場所が限られるということです。
実際問題として、押印のために印鑑が保管されている場所に出向かれるというお話を聞くことがあります。

これらの問題を克服できる印鑑とは何か。
そう考えたときに、ここ最近普及しているバーコード決済技術を活用できないかと思いつきました。
バーコード決済では、スマートフォンの画面に数分だけ使えるコードを表示する仕様であり、これと同等な印影を作ることができれば偽装リスクを抑えられるのではないでしょうか。
また、3Dプリンターを使えば物理的に作り出すことも可能でしょう。

近い将来、はんこ製造・押印から契約書配送までを受け持つアウトソーシングサービスが出現するかもしれません。

さて、まだまだ現役といえる「はんこ」ですが、今後も残り続けることはできるのでしょうか。
やはり、上述の問題を解消する画期的なソリューションが世に出るまではワークフローや電子契約サービスを活用することが現実的ではないかと思えます。

なお、弊社の決算・開示業務アウトソーシングサービスでは、蓄積しているノウハウをもとにお客様の課題解決に取り組んでおります。
日々の業務でお悩みの際はぜひご相談ください。

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