コラム

地形が渋滞をつくる

CFOオフィス事業部 シェアードサービス1部3課 小豆澤 寛子

久し振りに晴れた夏の休日、愛車に乗り出掛けました

のんびりと支度をし、ドコドコと響くエンジンの音を聞きながら、山の上のロープウェイを目指してうきうきしながら高速道路に乗ったところ、10㎞も進まないうちに止まってしまいました
そうでした、今日はお盆、まさに帰省ラッシュの真っただ中なのでした
照りつける日差しの中、足元で行き場を失うエンジンの熱、目の前いっぱいに広がる無数のブレーキランプ、交通情報は渋滞がまだまだ伸びる可能性があると私に教えてくれていました。

渋滞とはなんでしょう。
流れが滞ること。
スピードが落ちて詰まること。
渋滞はなぜ起きるのでしょう。
交通量が増加し、車間距離が縮まり高密度となってくると、少し減速しただけで流れが詰まり渋滞が発生します。

減速の原因のひとつに、「サグ」(英語でたわむ、の意)と呼ばれる地形があります。
これはゆるやかな下り坂からゆるやかな上り坂と変わる地形のことを指します。
勾配がゆるやかなため、上り坂に変わりスピードが落ちていることに気づかず、後続車が車間距離を保つためブレーキをかけ、さらにその後ろの車もブレーキをかけ…。
先頭のちょっとした無意識の減速が、次第に増幅され大渋滞の始まりとなります。

中央道の小仏トンネル付近では、サグに加えトンネルやカーブも速度を落とす要因となり、渋滞の名所となっています。
分かってはいるものの、いつも渋滞に巻き込まれます。
トンネル内上り車線では、渋滞が始まると「渋滞はここで終わりです、速度回復願います」とアナウンスが流れるようになりました。
確かにその場所からスピードは上がり、いつの間にか渋滞はなくなっていました。

渋滞の原因は地形にありますが、その解消にはドライバーによる意識的な行動が必要です。
スピードが低下しないよう気を配ること。
車間を詰めすぎないこと。
急なブレーキを踏まないこと。

普段の業務の中にも、ゆるやかな上り坂が、気づかないうちにボトルネックとなっていることがあるかもしれません。
それは意識的な行動で改善できる可能性があります。
私たちは連結決算の渋滞解消をすべく日々奮闘しております。
思わず踏んでしまっているそのブレーキ、離してみませんか。

(参考:図解雑学 よくわかる渋滞学/西成活裕 著)

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