2019.07.03
営業部1課 マカリー 幸笑 ハナ
幼少期から本を読むのが大好きで、中でも一人特に影響を受けた作家さんがいます。
ドイツで活動されている、多和田葉子先生です。
大学卒業後、ドイツに移住し現在では日本語、ドイツ語と、二つの言語で小説や詩集を書いたり翻訳したり、エッセイ集なども書かれています。
大学の課題として、多和田先生の『容疑者の夜行列車』を読んでからというもの、作品の中に鏤められている「ことば」そのものが伝えるメッセージに惹かれ、小説はもちろん、エッセイや詩集も読み漁っていました。
多和田先生の作品の特徴として、「外国語」を超えた言葉遊びというものがあります。
詩でも、小説でも、日本語でもドイツ語でも、常に一つの単語には複数の言語が裏で絡められており、物語に出てくる人物達も彼らの使う「言語」を意識することにより、アイデンティティを改めて認識していく印象が強いです。
(言語のテーマが強い作品の中でのオススメは『アルファベットの傷口』(改題:『文字移植』)、『容疑者の夜行列車』、『ペルソナ』(『犬婿入り』収録)の三作品です。)
これは、多和田先生のエッセイ、『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』でも書かれているように、「一つの言語」は一つにあらず、複数がお互いに絡み合い、網のように繋がりあって複数の言語が「一つ」として、成り立つのではないかという考えを表しているのではないかと、学生の頃の私は感じました。
だいぶ話が言語論に重きが置かれてはいますが、これは言語以外の分野でも言えることではないかと思います。
一つ一つの言語を知識の「分野」として捉えるのならば、複数の言語が「一つ」となれるように、複数の知識も重なり合って、「一つ」となれるのではないでしょうか。
言語であろうと、専門分野であろうと、人であろうと、この考えをもとにしますと、いずれも独立しているものではなく、お互いに繋ぎあって影響しあうものだと、学生の頃はいたく感動したものです。
弊社では、各分野のプロフェッショナルがそれぞれの専門性の高い考えを織り交ぜることによって蓄積された知識、経験、そして強いチームワーク力を軸に、お客様のニーズに最適な決算アウトソーシングサービスを提供しております。
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