COLUMNコラム

サルが脳に棲みついた

  • 決算アウトソーシング

2018.05.30

CFOオフィス事業部アウトソーシング部1課 小林 裕加里

ある晩、友人と食卓を囲んでの会話の中で、知らない英単語がふと私の耳に入ってきました。

「Procrastination(プロクラスティネーション)」

友人が説明してくれたその意味は、つまり、「やるべきことをグズグズとやらない」ということです。
え!そんな単語があるの!と驚きました。
誰しも経験がある状態だと思いますが、そのグズグズ感まで一言で表せる単語は日本語にはありませんよね。

私自身も、プロクラスティネーションに悩まされてきた一人です。
子供の頃は、夏休みの宿題を後半ギリギリになって泣きながら慌てて片づけるちびまる子ちゃんのような小学生でした。
テスト前に、妙に家具の配置が気になり、夜中に大規模な模様替えや大掃除をすることもしばしば。
その大掃除の最中に昔のアルバムなどが出てきた暁には、掃除も勉強も手につかなくなります。
大人になってからも、YouTubeなどの動画配信サイトのスパイラルにはまると、抜け出せずになかなか用事を済ませられないことがあります。

生産性がなく無意味と分かっていながらも、何故このように余計な時間を費やしてしまうのでしょうか。
人気ブロガーのティム・アーバンさんは、TEDトークでプロクラスティネーションについてユニークに語っています。

プロクラスティネーターか否かは、脳の中に、理性を持った自分以外にラクで楽しいことが好きなサルが居るか居ないかだというのです。
そして、世の中のほとんどの人にこのサルが棲みついていて、「やらなければ」という時に判断の舵を奪おうとしてきます。
サルは、過去の経験や未来予測など考慮せず、一時の楽しみを味わいたいのです。
牛耳られたらもう最悪ですね。あとは、興味の対象に本能のまま手を出していくばかりです。

しかし、脳の中にはもう一人住人がいます。
普段は姿が見えませんが、いよいよやらなければ間に合わないというタイミングで現れるのがパニックモンスターです。
サルはパニックモンスターを恐れて逃げるため、直ぐに舵を切りなおして巻き返しを図ります。
ただし、締め切りがあればモンスターは現れますが、家事やダイエットなどの期限が無い場合や長期的な使命には活躍しません。
面白い例え話ですが、つまり「やるべきこと」を目の前にすると、理性より本能が一時的に優先されてしまうのが人間の心理のようです。

中には、切羽詰まれば詰まるほど最高の仕上がりになるという人もいるかもしれませんが、やはり頭の片隅でやらなければと思いながら余計な時間を費やすことは避けたいですよね。
私は脳内のサルに負けない対策として、以下のことを心がけるようにしています。

・高い目標は細切れにする
ハードルが高ければ、無理せず出来る部分や今日やる分だけ攻めます。
・誰かに宣言する
まさに有言実行。人の目があれば、怠けそうになっても頑張れます。
・誘惑のない場所へ行く
例えば図書館など、必然的に集中できる環境を作ります。
・TO DOリストを塗りつぶす快感を覚える
私の場合は、一つ終わるごとに柴犬シールを貼って癒されています。
どれも普通のことですが、なかなか効果的です。

これまで主にプライベートでの話でしたが、仕事においても同じことが言えます。
貴重な時間の中で、より早く正確に目的を達成する為に、協力を募り、計画を立て、ツールを活用することは基本です。
弊社の連結決算アウトソーシングサービスは、お客様が大切な時間をご活用頂けるよう最大限のサポートをご提供します。

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