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トレジャリーマネジメント業務のいままでとこれから~トレジャリーのソーシャル化~【5/5】

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2016.07.19

トレジャリーマネジメント業務はこれからどこに向かうべきなのか?

この問題を考えるにあたって、前回に引き続きこれまでトレジャリーマネジメントが歩んできた道を振り返りつつ、いつどのようにしてトレジャリーマネジメントが始まったのかを紐解いてゆきましょう。

前回までの記事はこちら
トレジャリーマネジメント業務のいままでとこれから~コーポレートトレジャリーの誕生~【1/5】
トレジャリーマネジメント業務のいままでとこれから~グローバルトレジャリーへの移行~【2/5】
トレジャリーマネジメント業務のいままでとこれから~支払プロセスの統合へ~【3/5】
トレジャリーマネジメント業務のいままでとこれから~より高度な銀行との接続の実現~【4/5】

~5:トレジャリーのソーシャル化~
子会社も巻き込んで世界中のあらゆる国地域でシステムが利用されるようになると、トレジャリー業務におけるデータの処理プロセスや各種分掌をグループ全体で最適化するという次のステップに進むことが必要になってきます。

技術やツールの進化に伴い、日常業務のやりかたや働き方も徐々に変わってきました。
最近ではオフィスがフリーアドレスで、作業スペースを共有・シェアしている企業もたくさんあったり、各種ミーティングはいろいろなメンバーとのナレッジの共有やトピックに対するディスカッションの場として大いに活用され、膝を付け合せての対面での会話や、共同作業や、様々な情報のやり取りの方法はより洗練され、便利で効果の高いものとなりました。
それにより、グループ全体のあらゆるところから様々な情報やナレッジを集めることができるようになり、グループ全体での作業負荷の平準化と、重複業務の廃止を負荷無くより容易にできるようになりました。

これらはトレジャリー業務にも同様に考えることができ、tm5はナレッジのシェアと、業務プロセス負荷の平準化をコンセプトに設計・開発がスタートしました。それと並行して技術の発展により多くの人がSNSサービスを利用したり、企業でも活用したりすることが当たり前となり、使い勝手のよい様々なサービスが生まれました。
そしてトレジャリー業務でもその恩恵を受けることができるようになりました。

データの収集業務に多くの時間を取られてしまっていました。子会社の現地の固有の物は対象外としていても、より良い経営判断のために関係するすべての情報を一か所に集約仕様とすると莫大なコストがかかってしまいます。
しかしながら、適切なシステムを使うことにより、チームの共同作業が推進され、同様に各人にも恩恵が実感され、トレジャリー業務にかかわる全員が今まで以上に強力なつながりを持って仕事にあたることができるようになります。
様々な経験を共有し、様々な意思決定を共同で行うことで、銀行の選定や、支払指示の送信や、金利や為替のヘッジや金融商品のリスクの対応にプラスの効果が表れてきます。
対応が必要な問題についても参加者全員で透明性を持って共有され、最終的には業務プロセスそのものの理解、カバーされるコンプライアンスの範囲、レギュレーションへの対応範囲が全く別次元のものにすることができるようになります。
それにあたっては、関係者全員がもれなく参加していることが何よりも重要なキーポイントになります。
今後は、担当者各人が自分の担当するトレジャリー業務に様々を工夫をした結果生み出した価値あるノウハウをグループの関係者全員の経験やノウハウとして共有することができることが前提条件になるでしょう。

よりソーシャル化されることで、情報のやり取りや、業務の助け合いが何の制約もなく、必要な時にリアルタイムに実施できるようになるのです。これからのそんな世界をより便利にしていくために私たちは日々研鑽と努力を続けております。

いかがでしたか?

次回のコラムは

日々の業務でよくつかうモジュールについて教えてください【その2】 LMPLANNNING

を予定しています。

コンサルタント・深山

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