コラム

見える化ってどんな仕組みで実現されているのですか?

・見える化ってどんな仕組みで実現されているのですか?

先日お客様先に訪問した際にご質問を受けました。
「財務系のセミナーに行って”見える化が重要だ”という話になったのだが、具体的に見える化というのはどういうことなのか?」
どうやらそのセミナでは概要の概念の話にとどまっていたため、具体的にトレジャリーマネジメントシステムではどういう仕組みで見える化が実現できるのか、今の状況と何が違うのかについて以下のような結論となりました。

 

  1. 銀行システムおよびSWIFTからの口座情報を取得
    導入期間にお客様のご要件に応じてSWIFT経由またはHost-to-Host接続等を用いて 各銀行との情報接続インターフェイスを構築します。
    当該インターフェイスは通常BELLIN社のサービスとして提供され、お客様に銀行と接続するための物理的なハードウェアの保有やその保守をしていただく必要はありません。
    (貴社のシステム担当の方の関与はほぼ必要ありません)
    接続方法によって利用可能までの期間は異なりますが、SWIFTを利用する場合は通常発注から8週間以内にお客様のBICを使った連携が完了します。
    一度連携設定が完了すれば、毎日リアルタイムで世界中の銀行取引明細書を受信可能になり、これにより簡単に口座残高の見える化の基礎が構築されます。
    (スプレッドシートでの運用では毎日収集は現実的ではないですよね。。直接銀行の口座の情報を取得することで、子会社に負荷が増えることなく最新のデータが入手可能です)
  2. 口座残高の確認の実施(システム的なチェック)
    上記で取得した残高情報について以下のチェックを実行し問題の有無を確認します
    ・ステートメントの末残が次のステートメントの開始残高と一致しているかどうか
    ・ステートメントの順序が時系列に沿っているかどうか
    ・ステートメントの末残と開始残高の差額がステートメントの明細の増減金額の合計と一致しているかどうか
    また、各社が残高情報を確認した後、完了通知を送信することができ、これにより本社のトレジャリー部門が各社の口座残高の全体的な確認状況の把握ができることになります。
  3. 子会社口座を含む全社口座残高の確認および通貨換算(通貨別、国・地域別、個社別)の実施
    口座残高情報はtm5のフレキシブルなレポート機能で各ユーザが見たいビューで確認することができます。
    さらに、LMSTATUSモジュールを利用することで口座残高含む日々の財務状況を市場レートや特定のレートシナリオで換算しながら確認ができ最終的に任意の通貨ベースに換算して表示することも可能です。
    表示されるものの例としては、実行日、記帳日日、口座、支払カテゴリ、ゼロバランスキャッシュプール、ノーショナルプール、通貨、会社などがあり、これを組み合わせて日々の資金管理業務に有用なレポートを作成することが可能です。
    またソートおよび小計の表示機能、表示項目のオンオフによりクライアントごとアカウント名称毎などに並び替えたり小計を確認したりすることができます。(たとえばクライアントごとに詳細内訳を表示しないで表示することもできます)

例:銀行口座一覧

例:地域グループ別残高一覧

このような形で、各社のまさに現在の情報をリアルタイムで見れるようになることで、精度の高い資金管理の基盤となる見える化が実現されています。

次回のコラムは

グローバル資金管理でよくある10の誤解

を予定しています。

コンサルタント・深山

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